柴犬「ゆき」の写真記録

白柴「ゆき」の思い出

外来種排斥への懸念

 昨今、外来種生物の排斥が娯楽番組として放送される(池の水全部抜くやつとか)までになりましたが、個人的には心苦しく思っております。そもそも外来種を抹殺する必要があるのか?ということです。ブラックバス等が話題になってだいぶたちますが、在来種が全滅したわけでもなく、細々とは生き残っているようです。ジュラシック・パークのセリフにありますが、「生命は道を見つけ出す」ようです。そもそも、気候・物流が変化していっている中で、「変わらない生物相」などというものはあり得るのでしょうか?日本列島が海で囲まれているから、比較的外来種が入りにくかった、ということはあると思いますが、省みれば日々口にしている肉野菜の大半は外来種であり、普通に飼育栽培されているわけです。地球全体で、貿易等の超長距離移動が常態化し、生物相が「かきまわされ」ているのは当然のことです。いまできることは、「在来種の保護」であり、外来生物の殺戮ではないでしょう。仮に物理的な保護が間に合わなくても、現物が存在するうちに遺伝子情報等を記録して後年「複製」できるようにしておく準備が必要かと思います。マンモスと違ってまだ現物が存在するのですから。科学の発展の速さから見て、それは可能となるでしょう。

 逆に、全く異なった環境に簡単に定着する生物は、旱魃や水資源の枯渇が常態化する世界において、救世主となるかもしれません。人間中心主義(ヒューマニズム)の観点からは、むしろ生物相をかきまぜて、変化に強いものが生き残るようにしたほうがいいのかもしれません。その場合、変化に弱いものは、水族館動物園に生き残るのみになるでしょうが・・・

2022.7.22未知との遭遇

2018.2.04自画像

2022.6.15昼寝