アトピーに抗して
中高生のころからアトピーもちでした。この皮膚病の嫌なところは・・
・汗をかいてはかゆくなり、人前でぼりぼり掻いてしまう。それは自他を不快にする。夏は地獄である。かゆみを我慢できる人は、たぶんいない。
・海では因幡の白兎状態となる(慣れるが、はじめは声が出る痛さ)あと人に体を見せたくない。
・赤ら顔+乾燥で、人に顔を見せるのが恥ずかしくなる。
・冬は布団が落屑(らくせつ)まみれとなる。色の濃い服は着たくなくなる。
・薬と縁が切れない。ステロイドは切れるが、抗ヒスタミン剤と保湿剤はたぶん無理。
大学生のころに、薬をやめてみたことがありますが、しばらくして皮膚がずる剥け状態となり、ステロイドでなんとかなりました。あの時は地獄だった。
転機となったのは、あるクリニックに行ったことでした。「最近こんな重度の人は久しぶりに見た」と同意のうえで院長が写真を撮っていました。彼もアトピー経験者で、赤くはないが色の濃くなった皮膚でそれと察せました。
治療方針は以下の通り。
・炎症反応が高いので、経口の免疫抑制剤で免疫の過剰反応を抑える(コロナ前)。
・ステロイド(ストロング)で一気に治す。
・徐々にステロイドを弱くする。
・タクロリムス軟膏メインにしつつ、保湿(ヘパリン類似物質軟膏)で維持。
生活上の注意点としては、
・洗髪、洗体は界面活性剤入りのものは避ける。お湯でいい。脂が落ちすぎるため。乾燥は避ける。
・風呂後すぐに保湿剤を塗布。とにかく乾燥を避ける。
・抗ヒスタミン剤の副作用(眠くなる)で眠れ。
とのことでした。
皮膚には自己再生能力があるので、治療を受けだして数か月で皮膚がきれいになってきました。その後は保湿と悪化時のステロイド塗布で何とか維持できています。
自己流のマイナーチェンジとして
・タクロリムス軟膏は使わない。塗ると灼熱感があり、べたつきがかゆみを誘発するため。
・メインの保湿はニベアに切り替え。安い、べたつかない、保湿力が良い。
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自分の場合、とにかく「べたつき」がよくないため、そこに注意しています。プロトピックは理論的にはいいのでしょうが、不信感があるので使いません。
この戦いに終わりはありませんが、今の状態を維持していけたらと祈っています。