読字と聴取
AmazonのAudible(朗読を聞くことができるアプリ)の無料キャンペーンを試してみました。最初の1冊を無料で聞けるのですが、あえて科学史系にしてみました。以前短編小説の朗読は聞いたことがあったためです。
結論から言うと、朗読媒体は「学習」にはあまり向いていない、と思います。読書のほうが
・速い(体感で2倍以上)
・正確(漢字かな交じり文のため)
・瞬時に数ページ先まで戻れる(Audibleは30秒巻き戻しか目次から選択)
(追記)シークバーで操作可能です。
・複数の書籍を同時に進めることが可能
という点で有用かと思います。というか、情報摂取の手段として読字(デジタルにせよアナログにせよ)に勝るものは当分ないのではないでしょうか。
一方朗読聴取のいい点としては、
・場所を選ばない(たとえ満員電車でも)
・文章を味わうのにいい(ものによる)
・睡眠導入にいい(ものによる)
・当人の意欲に依らず情報を流し込める(読書は開始できないことがある)
・(追記)盲人も本を利用できる
ということがあげられるかと思います。因みに、「自分が」音読することにはいい効果があり、大学受験の時、文系科目は教科書参考書の音読で何とかしました。
当面、散歩のときに本を聞くことになりそうです。
(追記)読書は飛ばし読みで大雑把に理解、聴取はじっくり丁寧に細部まで、という違いがありそうです。